1989年11月21日、全国の労働者の期待を浴びて全労連(全国労働組合総連合:152万人)が結成されました。全労連は、産業別でつくられている労働組合(単産)と、各都道府県単位につくられる組織(地方組織)によって構成された、労働組合の全国中央組織(ナショナルセンター)です。
栃木県労連は、この全労連を構成する栃木県における地方組織(ローカルセンター)のひとつとして1991年1月27日に結成されました。結成当時は、8つの産業ごとの組織のみで構成人員は4,300人でスタートしました。以来、新たな労働組合の加入や新しい労働組合の結成、さらには、地域単位の労働組合(地域労連)をつくるなどして現在は5,000人の組織です。
栃木県労連は、加盟する労働組合や労働者の要求はもちろん、県内で働くすべての労働者や県民の切実な要求の実現も求めて活動をしています。ですから、一般的に知られている「春闘」での賃金引き上げの活動や、労働条件改善の活動はもちろん、企業の労働者に対する権利侵害をやめさせる活動、自治体の住民サービスを改善させる活動、地域経済を守る活動、さらには、国や関係機関に対する制度改善の活動、そして平和と民主主義を守る活動など、労働者の労働と生活に関わる様々な要求の実現をめざす活動を幅広く進めています。同時に、農業や中小・零細企業などのみなさんをはじめ、要求の一致に基づき様々な団体との協力・共同を進めています。
栃木県労連への加盟の条件は、栃木県労連の「規約」(別掲)を認め、会費を納めればどんな組合でも加盟できます。但し、個人が県労連に直接加盟することはできません。個人の場合には、関係する産業別の労働組合に加入することが必要です。
栃木県労連の会費は、組合員一人月340円で、年間14ヶ月分(夏・冬の一時金として)を納めます。(2010年9月現在、そのほか、組織の状況により、減額会費制度あり)
納められた会費は、日常活動や事務所の維持費、組織の拡大、事務局専従者の賃金などに使われます。